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葉摺
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はずれ
ふりがな文庫
“
葉摺
(
はずれ
)” の例文
椰子の
葉摺
(
はずれ
)
の音と環礁の外にうねる太平洋の
濤
(
なみ
)
の響との間に十代も住みつかない限り、到底彼等の気持は分りそうもない気が私にはするからである。
南島譚:03 雞
(新字新仮名)
/
中島敦
(著)
山査子
(
さんざし
)
の枝が揺れて、ざわざわと
葉摺
(
はずれ
)
の音、それが
宛然
(
さながら
)
ひそめきたって物を云っているよう。
四日間
(新字新仮名)
/
フセヴォロド・ミハイロヴィチ・ガールシン
(著)
甘蔗の
葉摺
(
はずれ
)
の外、何も聞えなかった。私は自分の短い影を見ながら歩いていた。かなり長いこと、歩いた。ふと、妙なことが起った。私が、私に聞いたのだ。俺は誰だと。名前なんか符号に過ぎない。
光と風と夢
(新字新仮名)
/
中島敦
(著)
葉
常用漢字
小3
部首:⾋
12画
摺
漢検準1級
部首:⼿
14画
“葉”で始まる語句
葉
葉巻
葉鶏頭
葉末
葉蘭
葉蔭
葉書
葉越
葉叢
葉山