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落著
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おちつき
ふりがな文庫
“
落著
(
おちつき
)” の例文
そして、それだけ、彼には、伯父の
落著
(
おちつき
)
のない性行が——それが自分に最も多く伝わっているらしい所の——苦々しく思われるのであった。
斗南先生
(新字新仮名)
/
中島敦
(著)
ファッツ平気で象の
尸
(
しかばね
)
に
騎
(
の
)
っており、
落著
(
おちつき
)
払ってちょっと突いたらこの通り象は
躯
(
からだ
)
が大きいが造作もなく殺さるるものをと言う、国王叡感斜めならず、即時彼を元帥と
為
(
な
)
された
十二支考:01 虎に関する史話と伝説民俗
(新字新仮名)
/
南方熊楠
(著)
そして其の上でまあ
其処
(
そこ
)
いらが
落著
(
おちつき
)
どころと
決
(
きま
)
つたわけであつた。
復讐
(新字旧仮名)
/
徳田秋声
(著)
心の
落著
(
おちつき
)
無くなりて
ファウスト
(新字新仮名)
/
ヨハン・ヴォルフガング・フォン・ゲーテ
(著)
時々その暗い表情のどこかに、
曇天
(
どんてん
)
の
薄
(
うす
)
れ
陽
(
び
)
のような明るみが
射
(
さ
)
しかけることもあるが、それはすぐに消えて、また、元の
落著
(
おちつき
)
のない暗さに
戻
(
もど
)
ってしまう。
木乃伊
(新字新仮名)
/
中島敦
(著)
落
常用漢字
小3
部首:⾋
12画
著
常用漢字
小6
部首:⾋
11画
“落著”で始まる語句
落著振