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華陰
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かいん
ふりがな文庫
“
華陰
(
かいん
)” の例文
然
(
しか
)
れども水神ありて
華陰
(
かいん
)
の夜に現われ、
璧
(
たま
)
を使者に托して、今年
祖龍
(
そりゅう
)
死せんと
曰
(
い
)
えば、
果
(
はた
)
して始皇やがて
沙丘
(
しゃきゅう
)
に崩ぜり。
運命
(新字新仮名)
/
幸田露伴
(著)
華陰
(
かいん
)
の令をしている者があって、それが上官に
媚
(
こ
)
びようと思って一
疋
(
ぴき
)
の促織を献上した。そこで、試みに闘わしてみると面白いので、いつも催促して献上さした。
促織
(新字新仮名)
/
蒲 松齢
(著)
帝の御車は、
華陰
(
かいん
)
の
寧輯
(
ねいしゅう
)
という部落にある楊奉の陣所へ行って、営中にお泊りになった。
三国志:04 草莽の巻
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
華陰
(
かいん
)
へきた時、先発の
奴僕
(
げなん
)
どもは豚を殺し羊を
炙
(
あぶ
)
って、主人の張の着くのを待っていた。黄いろな服を着た男がどこからきたともなしに入ってきて、御馳走のかまえをしてある処へ坐った。
賭博の負債
(新字新仮名)
/
田中貢太郎
(著)
後、緯が二十五になって、進士に挙げられ、行人の官になって、命を奉じて西岳華山の神を祭りに往ったが、
華陰
(
かいん
)
にかかると、
輿
(
こし
)
に乗って
羽傘
(
はねがさ
)
をさしかけて往く一行が
鹵簿
(
ろぼ
)
に衝っかかってきた。
陸判
(新字新仮名)
/
田中貢太郎
(著)
“華陰(華陰市)”の解説
華陰市(かいん-し)は、中華人民共和国陝西省渭南市に位置する県級市。
(出典:Wikipedia)
華
常用漢字
中学
部首:⾋
10画
陰
常用漢字
中学
部首:⾩
11画
“華陰”で始まる語句
華陰県