荒男あらしを)” の例文
荒男あらしをのい小箭をさ手挾たばさみ向ひ立ちかなるしづみ出でてとが来る」(巻二十・四四三〇)は「昔年さきつとし防人さきもりの歌」とことわってあるが、此歌にも、「かなる間しづみ」という語が入っている。
万葉秀歌 (新字新仮名) / 斎藤茂吉(著)