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荒夷
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あらえびす
ふりがな文庫
“
荒夷
(
あらえびす
)” の例文
吉田兼好の、あはれ知らぬ
荒夷
(
あらえびす
)
の為に書いたと言ふ艶書一件は、自作ならぬ歌が入つて居た処で、うそ話と言つて了へない隠者らしい為事なのだ。
女房文学から隠者文学へ:後期王朝文学史
(新字旧仮名)
/
折口信夫
(著)
「彼の島の者ども、因果の理をも弁えぬ
荒夷
(
あらえびす
)
なれば、荒く当りたりし事は申す計りなし」
学生と先哲:――予言僧日蓮――
(新字新仮名)
/
倉田百三
(著)
荒夷
(
あらえびす
)
のような彼も松殿の意見に従い、押しこめた人々をみな許したのであった。これと同時に松殿の子息師家がこの時まだ中納言中将でいたのを、義仲のはからいで大臣摂政に推挙した。
現代語訳 平家物語:08 第八巻
(新字新仮名)
/
作者不詳
(著)
或る
荒夷
(
あらえびす
)
の恐ろしげなるが、かたへに逢ひて、御子おはすやと問ひしに、一人も持ち侍らずと答へしかば、さては物のあはれは知り給はじ。情なき御心にぞ物し給ふらんと、いとおそろし。
武士を夷ということの考
(新字新仮名)
/
喜田貞吉
(著)
“荒夷”の意味
《名詞》
遠隔の地のえびす。
荒々しい東国の人。特に東国武士。
(出典:Wiktionary)
荒
常用漢字
中学
部首:⾋
9画
夷
漢検準1級
部首:⼤
6画
“荒”で始まる語句
荒
荒野
荒唐無稽
荒磯
荒寥
荒涼
荒海
荒々
荒神
荒地