“荒夷”の読み方と例文
読み方割合
あらえびす100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
吉田兼好の、あはれ知らぬ荒夷あらえびすの為に書いたと言ふ艶書一件は、自作ならぬ歌が入つて居た処で、うそ話と言つて了へない隠者らしい為事なのだ。
「彼の島の者ども、因果の理をも弁えぬ荒夷あらえびすなれば、荒く当りたりし事は申す計りなし」
荒夷あらえびすのような彼も松殿の意見に従い、押しこめた人々をみな許したのであった。これと同時に松殿の子息師家がこの時まだ中納言中将でいたのを、義仲のはからいで大臣摂政に推挙した。