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草角力
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くさずもう
ふりがな文庫
“
草角力
(
くさずもう
)” の例文
草角力
(
くさずもう
)
の関取だったという、此上もなく強健なのが、
梁
(
はり
)
から落ちたらしい大臼に押し潰され、猿蟹合戦の猿のような恰好で死んでいたのです。
銭形平次捕物控:246 万両分限
(新字新仮名)
/
野村胡堂
(著)
『それはの、大きい兄さんが
幼
(
ちい
)
さい時に
草角力
(
くさずもう
)
に出るので
拵
(
こしら
)
えたものだよ。よく見てごらん、名前が
繍
(
ぬ
)
ってあるずら』
虫干し
(新字新仮名)
/
鷹野つぎ
(著)
「なんだい、それあ。田舎の
草角力
(
くさずもう
)
じゃねえんだぞ。」
火の鳥
(新字新仮名)
/
太宰治
(著)
草角力
(
くさずもう
)
の大関で、
柔術
(
やわら
)
、剣術一と通りの心得はあるという触れ込みで雇われた力松が、刃物を持っているのですから、これは容易ならぬことでした。
銭形平次捕物控:145 蜘蛛の巣
(新字新仮名)
/
野村胡堂
(著)
「下男の勇太郎、
草角力
(
くさずもう
)
の関取で、外に小僧の宗之助は十三で買い喰いの名人、小女のお春は十四で滅法可愛らしい、下女のお竹は三十で
摘
(
つま
)
み喰い免許皆伝」
銭形平次捕物控:246 万両分限
(新字新仮名)
/
野村胡堂
(著)
草
常用漢字
小1
部首:⾋
9画
角
常用漢字
小2
部首:⾓
7画
力
常用漢字
小1
部首:⼒
2画
“草”で始まる語句
草鞋
草
草履
草臥
草叢
草原
草木
草鞋穿
草花
草双紙