“くさずもう”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
草角力50.0%
草相撲50.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
「なんだい、それあ。田舎の草角力くさずもうじゃねえんだぞ。」
火の鳥 (新字新仮名) / 太宰治(著)
草角力くさずもうの大関で、柔術やわら、剣術一と通りの心得はあるという触れ込みで雇われた力松が、刃物を持っているのですから、これは容易ならぬことでした。
伝兵衛のほうは、綽名あだなの通り出ッ尻で鳩胸。草相撲くさずもうの前頭とでもいった色白のいい恰幅かっぷく。何から何まで反対なので、二人が並ぶと、実以じつもって、対照の妙を極める。
草相撲くさずもう前頭まえがしらのような恰幅かっぷくのいいからだをゆすりながら近づいて来て、この場のようすを眺めて