苛虐かぎゃく)” の例文
しかれども賽児の徒、はじめより大志ありしにはあらず、官吏の苛虐かぎゃくするところとなってしこうして後爆裂迸発へいはつしてほのおを揚げしのみ。
運命 (新字新仮名) / 幸田露伴(著)
働く時にもなまける時にも、僕らは絶えずその苛虐かぎゃくむちに打たれているのだ。
老年と人生 (新字新仮名) / 萩原朔太郎(著)