芽時めどき)” の例文
三界のほこりやあくたの大河も遠く霞の下に眺められ、叡山えいざんの法燈鳥語もまだ寒い芽時めどきを——ここ無動寺むどうじ林泉りんせんじゃくとして、雲の去来のうえにあった。
宮本武蔵:05 風の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)