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艾
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よもぎ
ふりがな文庫
“
艾
(
よもぎ
)” の例文
その何ともいえぬ気味わるさ、何ともいえぬ口の苦さは、
艾
(
よもぎ
)
をどっさり食べたあとのようだった。
可愛い女
(新字新仮名)
/
アントン・チェーホフ
(著)
艾
(
よもぎ
)
や
芒
(
すすき
)
を分けて、私の歩いて行く
後方
(
うしろ
)
から娘はゆったりゆったりと、馬を打たせて来るのです。
墓が呼んでいる
(新字新仮名)
/
橘外男
(著)
米国でも硝子蛇ちょっと触れば数片に
折
(
さ
)
け散りまた合して全身となるといい、それより転じて真の蛇断れた時
艾
(
よもぎ
)
のような草で自ら
続
(
つ
)
ぎ合すという(オエン『
老兎および巫蠱篇
(
オールド・ラビット・ゼ・ヴーズー
)
』)
十二支考:04 蛇に関する民俗と伝説
(新字新仮名)
/
南方熊楠
(著)
以前は餅草即ち
艾
(
よもぎ
)
以外に、この草を餅に入れるのは普通であり、またこの方が色も
佳
(
よ
)
く、においも高いといったものであったが、関東の人たちはそれを知らず、西でも
追々
(
おいおい
)
に用いる者がなくなった。
野草雑記・野鳥雑記:01 野草雑記
(新字新仮名)
/
柳田国男
(著)
現に
伯耆
(
ほうき
)
の中津の奥などでは、ソウジモノといえば山で採る野菜の総称になっていて、その中には
独活
(
うど
)
・山の芋・蕨・ゼンマイ・
蕗
(
ふき
)
・タラの芽・ムカゴ・スズノコから
艾
(
よもぎ
)
・ハハコまでが含まれていて
食料名彙
(新字新仮名)
/
柳田国男
(著)
“艾(もぐさ)”の解説
もぐさ(艾)は、ヨモギの葉の裏にある繊毛を精製したもの。主に灸に使用される。西洋語にもmoxaとして取り入れられている。
(出典:Wikipedia)
艾
漢検1級
部首:⾋
5画
“艾”を含む語句
苦艾
艾糕
一少艾衣類凋損
燧艾
艾屋
艾晟
艾草縞
芟艾
蓬艾
鄧艾