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ブリツヂ
ふりがな文庫
“
船橋
(
ブリツヂ
)” の例文
コロムボに入港する晩僕は船長の許しを得て
船橋
(
ブリツヂ
)
に立つて居た。十
哩
(
マイル
)
前
(
さき
)
から見えたコロムボ市街の灯火は美しかつた。月が照り
乍
(
なが
)
ら涼しい雨が降つて居た。
巴里より
(新字旧仮名)
/
与謝野寛
、
与謝野晶子
(著)
後部の
掌砲兵
(
しやうはうちやう
)
が悲痛の声を絞つて、
伝声管
(
ボーイス・チユーブ
)
に口を寄せて叫んだ。けれども
伝声管
(
ボーイス・チユーブ
)
はもう敵弾にいたんでゐるので、
船橋
(
ブリツヂ
)
へは通じない。よし通じても、監督の堀大尉は戦死してゐた。
怪艦ウルフ号
(新字旧仮名)
/
宮原晃一郎
(著)
爆沈させるだけの話だ。監督将校の
堀
(
ほり
)
大尉も、さつき
船橋
(
ブリツヂ
)
で船長にさう言つてゐた。
怪艦ウルフ号
(新字旧仮名)
/
宮原晃一郎
(著)
偉大な体格の、腹の突き出た
諾威
(
ノルヱエ
)
人の船長は両手を組んだ
儘
(
まゝ
)
前方を見て動かない。麦藁帽を
冠
(
かぶ
)
つた
優形
(
やさがた
)
の水先案内は軽快に
船橋
(
ブリツヂ
)
を左右へ断えず歩んで
下瞰
(
かかん
)
し
乍
(
なが
)
ら
響
(
ひびき
)
のよい声で号令する。
巴里より
(新字旧仮名)
/
与謝野寛
、
与謝野晶子
(著)
中原がこゝまで言ひかけたとき、
船橋
(
ブリツヂ
)
の方で、けたゝましく
喇叭
(
らつぱ
)
が鳴つた。
怪艦ウルフ号
(新字旧仮名)
/
宮原晃一郎
(著)
“船橋”の意味
《名詞》
複数の舟を横の方向に並べ、その上に板を渡した橋。
船の甲板で船長が船員の指揮をとる場所。
《固有名詞》
地名。代表するものとして千葉県にある市の一つ。船橋市。
(出典:Wiktionary)
船
常用漢字
小2
部首:⾈
11画
橋
常用漢字
小3
部首:⽊
16画
“船橋”で始まる語句
船橋塔
船橋屋
船橋辺
船橋栄吉