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舵手
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かこ
ふりがな文庫
“
舵手
(
かこ
)” の例文
雲霧か何かが風のぐあいで吹き飛ばされて来たものだろうと、
舵手
(
かこ
)
の一人がそれを見て思った。そのうちにその雲霧のようなものの影は、ふわふわと舵柄の傍へ降りて来た。
幽霊の自筆
(新字新仮名)
/
田中貢太郎
(著)
星霜
(
せいそう
)
移り人は去り、
舵
(
かじ
)
とる
舵手
(
かこ
)
はかわるとも
ああ玉杯に花うけて
(新字新仮名)
/
佐藤紅緑
(著)
艫の舵柄の傍では、年老った船頭が一杯機嫌で
胡座
(
あぐら
)
をかき、大きな
煙管
(
キセル
)
で煙草を
喫
(
の
)
みながら舵柄を見て、二人の
壮
(
わか
)
い
舵手
(
かこ
)
に冗談口を利いていた。煙草の火の光が暗い中に螢火のように光っていた。
幽霊の自筆
(新字新仮名)
/
田中貢太郎
(著)
二人の
舵手
(
かこ
)
は舵柄にすがったなりで起きあがれなかった。
幽霊の自筆
(新字新仮名)
/
田中貢太郎
(著)
“舵手”の意味
《名詞》
舵手(だしゅ)
操舵する人。舵取りをする人。
(出典:Wiktionary)
舵
漢検準1級
部首:⾈
11画
手
常用漢字
小1
部首:⼿
4画
“舵”で始まる語句
舵
舵機
舵取
舵器
舵輪
舵座
舵柄
舵子
舵板
舵棒