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自烈
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じれっ
ふりがな文庫
“
自烈
(
じれっ
)” の例文
私は
倒
(
さかさ
)
まに頁をはぐりながら、私に必要な知識を容易に与えてくれないこの長い手紙を
自烈
(
じれっ
)
たそうに畳んだ。
こころ
(新字新仮名)
/
夏目漱石
(著)
「まあ。あたし真剣に言ってんのよ。
自烈
(
じれっ
)
たい。本当にあの人、気味が悪いのよ」
少女地獄
(新字新仮名)
/
夢野久作
(著)
青めりんすは
引撲
(
ひっぱた
)
かないし、じれったくって、
自烈
(
じれっ
)
たくって
堪
(
たま
)
らない処へ、また余り
姿容
(
すがたかたち
)
が天人になっておいでだから、これなり、ふッとどこかへ行ってしまいはしないだろうかと、夢中で血迷って
卵塔場の天女
(新字新仮名)
/
泉鏡花
(著)
兄さんの調子にも兄さんの
眉間
(
みけん
)
にも
自烈
(
じれっ
)
たそうなものが
顫動
(
せんどう
)
していました。兄さんは突然
足下
(
あしもと
)
にある小石を取って二三間
波打際
(
なみうちぎわ
)
の方に
馳
(
か
)
け出しました。そうしてそれを
遥
(
はるか
)
の海の中へ投げ込みました。
行人
(新字新仮名)
/
夏目漱石
(著)
読者は
嘸
(
さぞ
)
かし
自烈
(
じれっ
)
たいであろう。私もうんざりしてしまった。
暗黒公使
(新字新仮名)
/
夢野久作
(著)
▼ もっと見る
自分は
自烈
(
じれっ
)
たい部に属する人間の一人として遠くから彼を眺めた。
行人
(新字新仮名)
/
夏目漱石
(著)
盤に向うや否や
自烈
(
じれっ
)
たくなったのです。しまいには盤面に散点する黒と白が、自分の頭を悩ますために、わざと続いたり離れたり、切れたり合ったりして見せる、怪物のように思われたのだそうです。
行人
(新字新仮名)
/
夏目漱石
(著)
自
常用漢字
小2
部首:⾃
6画
烈
常用漢字
中学
部首:⽕
10画
“自烈”で始まる語句
自烈度
自烈体