臥蠶ぐわさん)” の例文
新字:臥蚕
碎けよと握り詰めたるつかも氣も何時いつしかゆるみて、臥蠶ぐわさん太眉ふとまゆ閃々と動きて、覺えず『あゝ』と太息といきつけば、霞む刀に心も曇り、うつるはわがかほならで、烟の如き横笛が舞姿。
滝口入道 (旧字旧仮名) / 高山樗牛(著)