臥反ねかえ)” の例文
ト口へ出して考えて、フト両足りょうそく蹈延ふみのばして莞然にっこり笑い、狼狽あわてて起揚おきあがッて枕頭まくらもと洋燈ランプを吹消してしまい、枕に就いて二三度臥反ねかえりを打ッたかと思うと間も無くスヤスヤと寐入ッた。
浮雲 (新字新仮名) / 二葉亭四迷(著)