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膚浅
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ふせん
ふりがな文庫
“
膚浅
(
ふせん
)” の例文
旧字:
膚淺
が、物の考へ方や感じ方の上で見れば、やはり
何処
(
どこ
)
か囚はれてゐる。(時代の影響と云ふ意味ではない。もつと
膚浅
(
ふせん
)
な囚はれ方である。)
点心
(新字旧仮名)
/
芥川竜之介
(著)
榛軒は先づ桂川桂嶼と所見を同じうして、晩出蘭学者の飜訳書に由つて彼邦医方の一隅を窺ひ、
膚浅
(
ふせん
)
粗漏を免れざるを
刺
(
そし
)
つた。しかし榛軒の
言
(
こと
)
は此に止まらない。
伊沢蘭軒
(新字旧仮名)
/
森鴎外
(著)
……わたしにいわせれば、
畢竟
(
ひっきょう
)
それは「新しい浅草」の
膚浅
(
ふせん
)
な「殉情主義」の発露に外ならない……
雷門以北
(新字新仮名)
/
久保田万太郎
(著)
それかといってあまりにそういう方向にのみ走って、徒らに字句によって解釈し、その根柢に動いている生きものを掴まないというのも、
膚浅
(
ふせん
)
な読書法といわなければならない。
読書
(新字新仮名)
/
西田幾多郎
(著)
膚
常用漢字
中学
部首:⾁
15画
浅
常用漢字
小4
部首:⽔
9画
“膚”で始まる語句
膚
膚脱
膚合
膚触
膚身
膚理
膚膩
膚寒
膚薄
膚馴