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腹拵
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はらごしら
ふりがな文庫
“
腹拵
(
はらごしら
)” の例文
士卒は腰兵糧を解いて黙々それに向い始めたが、口に噛む間の
私語
(
ささやき
)
がだいぶ聞える。この山中で時ならぬ
腹拵
(
はらごしら
)
えは何のためだろうと怪しみ合うのであった。
新書太閤記:07 第七分冊
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
娘父子を送って、その庵室に招じ入れられた出雲守頼門は、
此処
(
ここ
)
で
腹拵
(
はらごしら
)
えもし、髪形も直し、袷を借りて、漸く人間らしくなったことは言う迄もありません。
奇談クラブ〔戦後版〕:09 大名の倅
(新字新仮名)
/
野村胡堂
(著)
それだけにまた、その腹を据えている態度が、逆に武松にとっては「こいつ一ト筋縄では泥を吐くまい」とする
腹拵
(
はらごしら
)
えを、いちばい強めさせていたものだった。
新・水滸伝
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
「まず
腹拵
(
はらごしら
)
えだ」
私本太平記:08 新田帖
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
腹
常用漢字
小6
部首:⾁
13画
拵
漢検1級
部首:⼿
9画
“腹”で始まる語句
腹
腹這
腹立
腹癒
腹掛
腹痛
腹鼓
腹匍
腹部
腹背