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腰縄
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こしなわ
ふりがな文庫
“
腰縄
(
こしなわ
)” の例文
旧字:
腰繩
迅
(
はや
)
きようにても女の足の
後
(
おく
)
れがちにて、途中は左右の
腰縄
(
こしなわ
)
に引き
摺
(
ず
)
られつつ、
辛
(
かろ
)
うじて
波止場
(
はとば
)
に到り、それより船に移し入れらる。
妾の半生涯
(新字新仮名)
/
福田英子
(著)
ひとりが
腰縄
(
こしなわ
)
をさぐるすきに、ふいに、忍剣の片足がどんと彼の
脾腹
(
ひばら
)
をけとばした。アッと、うしろへたおれて、
悶絶
(
もんぜつ
)
したのを見た、べつな
侍
(
さむらい
)
は
神州天馬侠
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
林「おい金藏、この親爺も
腰縄
(
こしなわ
)
にしてくれえ、
兎
(
と
)
も
角
(
かく
)
も玄関まで引いて
往
(
い
)
くから……」
後の業平文治
(新字新仮名)
/
三遊亭円朝
(著)
そして、追分の名主のことについて、何がそんな評判を立てさせたか、名主ともあろうものが
腰縄
(
こしなわ
)
手錠で
松代藩
(
まつしろはん
)
の方へ送られたとはどうしたことか、そのいぶかしさを半蔵にたずねた。
夜明け前:03 第二部上
(新字新仮名)
/
島崎藤村
(著)
腰
常用漢字
中学
部首:⾁
13画
縄
常用漢字
小4
部首:⽷
15画
“腰縄”で始まる語句
腰縄付