能州のうしゅう)” の例文
能州のうしゅう末森城すえもりじょうは、敵の七尾ななお金沢かなざわをむすぶ街道第一の要害。——津幡つばた鳥越とりごえなどの小城を幾つ踏みつぶすよりも、そこ一つの方が、はるかにまさるぞ。
新書太閤記:11 第十一分冊 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
もし、助右衛門殿が、佐々どのへ、城をひらいて、お扱いをまかさるるならば、能州のうしゅう二郡の領主に封じ、黄金一千両を進上しようと、成政様も申しておられる。
新書太閤記:11 第十一分冊 (新字新仮名) / 吉川英治(著)