胸肉むなじゝ)” の例文
其日の物語、あの二人の言つた言葉、あの二人の顔に表れた微細な感情まで思出して見ると、何となく胸肉むなじゝ戦慄ふるへるやうな心地がする。先輩の侮辱されたといふことは、第一口惜くやしかつた。
破戒 (新字旧仮名) / 島崎藤村(著)
はら胸肉むなじゝ
孔雀船 (旧字旧仮名) / 伊良子清白(著)
處女子をとめご胸肉むなじゝ
孔雀船 (旧字旧仮名) / 伊良子清白(著)