胴顫どうぶるい)” の例文
あいの襖を締切しめきって、そこにあった小さな机の上に洋燈ランプを置き、同じくそこにあった小坐蒲団こざぶとんの上に身を置くと、初めて安堵あんどして我に返ったような気がした。同時に寒さがひどく身にみて胴顫どうぶるいがした。
観画談 (新字新仮名) / 幸田露伴(著)