胡籙やなぐひ)” の例文
螺鈿らでん細太刀ほそだちに紺地の水の紋の平緒ひらをを下げ、白綾しらあや水干すゐかん櫻萌黄さくらもえぎに山吹色の下襲したがさね、背には胡籙やなぐひきて老掛おいかけを懸け、露のまゝなる櫻かざして立たれたる四位の少將維盛これもり卿。
滝口入道 (旧字旧仮名) / 高山樗牛(著)
包み掩へる胡籙やなぐひと白銀の弓肩にして
イーリアス:03 イーリアス (旧字旧仮名) / ホーマー(著)