“胖”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
ゆたか50.0%
ゆた50.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
ことごと窓帷カアテンを引きたる十畳の寸隙すんげきもあらずつつまれて、火気のやうやく春を蒸すところに、宮はたいゆたか友禅縮緬ゆうぜんちりめん長襦袢ながじゆばんつま蹈披ふみひらきて、紋緞子もんどんす張の楽椅子らくいすりて
金色夜叉 (新字旧仮名) / 尾崎紅葉(著)
たいのまたゆたかなるをさへ感ずるなりけり。
金色夜叉 (新字旧仮名) / 尾崎紅葉(著)
一点の局部だにわが注意を集注すべき患所かんしょがないから、かく安々とゆたかなのである。せてあおい顔をしている人に、君は胃が悪いだろうと尋ねて見た事がある。
野分 (新字新仮名) / 夏目漱石(著)