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肝胆相照
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かんたんあいて
ふりがな文庫
“
肝胆相照
(
かんたんあいて
)” の例文
「江戸趣味だか、呉服屋趣味だか知らないが、それから僕は爺さんと
大
(
おおい
)
に
肝胆相照
(
かんたんあいて
)
らして、二週間の間面白く
逗留
(
とうりゅう
)
して帰って来たよ」
吾輩は猫である
(新字新仮名)
/
夏目漱石
(著)
「有難いね。実はこゝはもう七八両月と借り切ってあるんだよ。東西期せずして
肝胆相照
(
かんたんあいて
)
らしたのも妙さ」
脱線息子
(新字新仮名)
/
佐々木邦
(著)
右近と
肝胆相照
(
かんたんあいて
)
らす間柄になり、喬之助の秘密にも関与して、一
臂
(
ぴ
)
の力を
藉
(
か
)
すことになっているのだが——その晩は別に、そんな
思惑
(
おもわく
)
があって歩いていたわけではない。
魔像:新版大岡政談
(新字新仮名)
/
林不忘
(著)
それにこの御隠居が、変り者で、老童が
肝胆相照
(
かんたんあいて
)
らしてしまった。
田崎草雲とその子
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
私達七名の同級生は
能
(
よ
)
く折り合った。野崎君と赤羽君も懇親会の組打が最後だった。
互角
(
ごかく
)
のことが分ったのか、再び腕力に訴えるようなことはなかった。時折
険悪
(
けんあく
)
になっても、直ぐに又
肝胆相照
(
かんたんあいて
)
らす。
凡人伝
(新字新仮名)
/
佐々木邦
(著)
▼ もっと見る
「
肝胆相照
(
かんたんあいて
)
らすと云うのは御互に第一義が活動するからだろう」
虞美人草
(新字新仮名)
/
夏目漱石
(著)
肝
常用漢字
中学
部首:⾁
7画
胆
常用漢字
中学
部首:⾁
9画
相
常用漢字
小3
部首:⽬
9画
照
常用漢字
小4
部首:⽕
13画
“肝胆”で始まる語句
肝胆