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肆
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ほしいま
ふりがな文庫
“
肆
(
ほしいま
)” の例文
友達のようになった顧客先の細君連と、芝居へ入ったり浅草辺をぶらついたりして調子づいていたが、それもまたぱったり火の消えたように
閑
(
ひま
)
になって、
肆
(
ほしいま
)
まに浪費した金の
行方
(
ゆくえ
)
も目にみえずに
あらくれ
(新字新仮名)
/
徳田秋声
(著)
出
(
い
)
づれば幸ひにその金力に
頼
(
よ
)
りて勢を得、
媚
(
こび
)
を買ひて、一時の慾を
肆
(
ほしいま
)
まにし、
其処
(
そこ
)
には楽むとも知らず楽み、苦むとも知らず苦みつつ宮が
空
(
むなし
)
き
色香
(
いろか
)
に
溺
(
おぼ
)
れて、内にはかかる美きものを
手活
(
ていけ
)
の花と
眺
(
なが
)
め
金色夜叉
(新字旧仮名)
/
尾崎紅葉
(著)
肆
漢検1級
部首:⾀
13画
“肆”を含む語句
放肆
酒肆
書肆
肆宴
露肆
肆意
夜肆
茶肆
花肆
肆然
横肆
肆廛
薬肆
肆前
肆中
箆頭肆
豪肆
銀飾肆受騙
矢口肆筆
直広肆八口朝臣音橿
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