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聳
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そば
ふりがな文庫
“
聳
(
そば
)” の例文
馭者がその背に鞭を当てると、二頭の驢馬は、その小さな耳を
聳
(
そば
)
だゝせながら、いくらか
下
(
くだ
)
り加減な真直な道を驀地に走つた。
アカシヤの花
(新字旧仮名)
/
田山花袋
、
田山録弥
(著)
耳目を
聳
(
そば
)
だたして開演する事が出来ようとは、いかに熱望していたとはいえ、昨日までの田舎廻り、乞食芝居の座員には
マダム貞奴
(新字新仮名)
/
長谷川時雨
(著)
不図のつそりの噂に火が飛べば、とろりとなりし眼を急に見張つて、ぐにやりとして居し肩を
聳
(
そば
)
だて、冷たうなつた飲みかけの酒を
異
(
をか
)
しく唇まげながら吸ひ干し
五重塔
(新字旧仮名)
/
幸田露伴
(著)
猶
(
なほ
)
見ゆ、
遠山
(
とほやま
)
の
尖
(
さき
)
の
如
(
ごと
)
く
聳
(
そば
)
だつ
晶子詩篇全集
(新字旧仮名)
/
与謝野晶子
(著)
ふとのっそりの噂に火が飛べば、とろりとなりし眼を急に見張って、ぐにゃりとしていし肩を
聳
(
そば
)
だて、冷とうなった飲みかけの酒を
異
(
おか
)
しく唇まげながら吸い干し
五重塔
(新字新仮名)
/
幸田露伴
(著)
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養蚕
(
やうさん
)
の手伝をして日当を稼ぐなど、それは村の人が一時眼を
聳
(
そば
)
だてる程の勤勉なる労働者と為つた
重右衛門の最後
(新字旧仮名)
/
田山花袋
(著)
聳
漢検1級
部首:⽿
17画
“聳”を含む語句
聳立
聳動
相聳
聳目
秀聳
天聳
奇聳
直聳
立聳
聳抜
聳然
聳発
聳聽
高聳