聡敏そうびん)” の例文
幼にして聡敏そうびん比なく、四歳にして千字文せんじもんを読み、七歳にして出家せんことを求めたが、十二歳の時宇多上皇に見出されて、上皇の法の弟子となった。
少将滋幹の母 (新字新仮名) / 谷崎潤一郎(著)
多くの公卿たちの中でも聡敏そうびんの資性をもって知られた伝奏姉小路あねがこうじ少将(公知きんとも)が攘夷のにわかに行なわれがたいのを思って密奏したとの疑いから、攘夷派の人たちから変節者として目ざされ
夜明け前:02 第一部下 (新字新仮名) / 島崎藤村(著)
聡敏そうびん人にすぐれ、早く叡山に上り、慈覚大師に就いて顕密の二教を学びてその秘奥ひあうを極む、又、花山の辺昭に就いて胎蔵法を受く、ひろく経論に渉猟せふれふし、百家に馳聘ちへいして、その述作する所、大教を補弼ほひつ