“聞兼”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
ききかね50.0%
きゝかね50.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
女はやゝしばらく三四郎を眺めたのち聞兼ききかねる程の嘆息ためいきをかすかにらした。やがて細い手を濃い眉のうへに加へて、云つた。
三四郎 (新字旧仮名) / 夏目漱石(著)
実は彼処あれにて聞兼きゝかねて居りましたが、如何にも相手が悪いから、お嬢様をお連れ遊ばしてさぞかし御迷惑でござろうとお察し申します、入らざる事と思召おぼしめすかしらんが
菊模様皿山奇談 (新字新仮名) / 三遊亭円朝(著)