聞兼ききかね)” の例文
女はやゝしばらく三四郎を眺めたのち聞兼ききかねる程の嘆息ためいきをかすかにらした。やがて細い手を濃い眉のうへに加へて、云つた。
三四郎 (新字旧仮名) / 夏目漱石(著)