トップ
>
耳袋
>
みみぶくろ
ふりがな文庫
“
耳袋
(
みみぶくろ
)” の例文
いや、それを話す前に、かの江戸の名奉行根岸肥前守のかいた随筆「
耳袋
(
みみぶくろ
)
」の一節を紹介したい。
青蛙堂鬼談
(新字新仮名)
/
岡本綺堂
(著)
と、ぼつぼつ、それについて、郷土の者のはなしを
耳袋
(
みみぶくろ
)
へ集めはじめた。
新書太閤記:03 第三分冊
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
兎の皮の
耳袋
(
みみぶくろ
)
をした顔も妙に生き生きと
赫
(
かがや
)
いていた。
寒さ
(新字新仮名)
/
芥川竜之介
(著)
耳袋
(
みみぶくろ
)
とりて物音近きかも
六百五十句
(新字新仮名)
/
高浜虚子
(著)
権之助はむしろこの男が、附近の地理や風俗に
詳
(
くわ
)
しいのを幸いに、後学のため
耳袋
(
みみぶくろ
)
を養っておこうとするらしく、歩きながらの道々を、なにかと訊ねたり探ってみたり、いつか相手になっている。
宮本武蔵:08 円明の巻
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
“耳袋(耳嚢)”の解説
耳嚢(みみぶくろ)は、江戸時代中期から後期にかけての旗本・南町奉行の根岸鎮衛が、佐渡奉行時代(1784-87)に筆を起こし、死の前年の文化11年(1814)まで、約30年にわたって書きためた全10巻の雑話集。公務の暇に書きとめた来訪者や古老の興味深い話を編集したもので、さまざまな怪談奇譚や武士や庶民の逸事などが多数収録されている。耳袋とも表記される。
(出典:Wikipedia)
耳
常用漢字
小1
部首:⽿
6画
袋
常用漢字
中学
部首:⾐
11画
“耳”で始まる語句
耳
耳朶
耳許
耳目
耳語
耳門
耳環
耳盥
耳面刀自
耳障