“老梅”の読み方と例文
読み方割合
ろうばい100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
「そうさ、君などは先方が騒ぎ立てるんだが、中には滑稽なのがあるよ。あの図書館へ小便をしに来た老梅ろうばい君などになるとすこぶる奇だからね」
吾輩は猫である (新字新仮名) / 夏目漱石(著)
かぶっているその間の用事は佐助が一人で勤めるのであった盲人の体を盲人が洗ってやるのはどんな風にするものかかつて春琴が指頭をもって老梅ろうばいの幹を
春琴抄 (新字新仮名) / 谷崎潤一郎(著)
はぎ袖垣そでがきから老梅ろうばいの枝へと、軽業かるわざでも見せるようにげてしまった。
神州天馬侠 (新字新仮名) / 吉川英治(著)