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老婢
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ばあさん
ふりがな文庫
“
老婢
(
ばあさん
)” の例文
平常
(
いつも
)
と違って客はないし、
階下
(
した
)
で
老婢
(
ばあさん
)
が
慈姑
(
くわい
)
を煮る香ばしい臭いをききながら、その夜くらい好い寝心地の夜はなかった。
うつり香
(新字新仮名)
/
近松秋江
(著)
すると弟の柳沢のいた、あの関口の加藤の二階が先だってから明いていて、柳沢のところの
老婢
(
ばあさん
)
に
うつり香
(新字新仮名)
/
近松秋江
(著)
そして私のいる加藤の家を出る時はろくろく
挨拶
(
あいさつ
)
もしなかったお宮が柳沢のところの
老婢
(
ばあさん
)
に
対
(
むか
)
ってぺったり座って何様のお嬢さんかというように行儀よく挨拶をしていた。
うつり香
(新字新仮名)
/
近松秋江
(著)
お宮は直ぐ後から来て、今晩はまだ早いから、何処か其処らの
寄席
(
よせ
)
にでも行きましょう、という。それは好かろうと、菊水の
老婢
(
ばあさん
)
を連れて、薬師の宮松に呂清を聴きに行った。
別れたる妻に送る手紙
(新字新仮名)
/
近松秋江
(著)
“老婢”の意味
《名詞》
高齢の下女。
(出典:Wiktionary)
老
常用漢字
小4
部首:⽼
6画
婢
漢検1級
部首:⼥
11画
“老”で始まる語句
老
老人
老爺
老婆
老耄
老舗
老獪
老母
老女
老木