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老婆
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ばゞ
ふりがな文庫
“
老婆
(
ばゞ
)” の例文
あわたゞしき足音の廊下に高く成りて、お蘭さま御書見でござりまするか、濟みませぬがお
藥
(
くすり
)
を
少
(
すこ
)
しと障子の外より言ふは
老婆
(
ばゞ
)
の聲なり
暗夜
(旧字旧仮名)
/
樋口一葉
(著)
『お
解
(
わか
)
りになりしや、其時こそは此の
老婆
(
ばゞ
)
にも、秋にはなき梶の葉なれば、渡しの
料
(
しろ
)
は忘れ給ふな、世にも憎きほど羨ましき二郎ぬしよ』
滝口入道
(旧字旧仮名)
/
高山樗牛
(著)
あゝ好いところで御眼にかゝりましたが
何所
(
どちら
)
へか御出掛けでござりまするか、と忙し気に
老婆
(
ばゞ
)
が問ふに源太軽く会釈して、まあ能いは、遠慮せずと此方へ這入りやれ
五重塔
(新字旧仮名)
/
幸田露伴
(著)
何事も此の
老婆
(
ばゞ
)
に任せ給へ、又しても
心元
(
こゝろもと
)
なげに見え給ふことの恨めしや、今こそ
枯技
(
かれえだ
)
に雪のみ積れども、鶯鳴かせし昔もありし老婆、
萬
(
よろづ
)
に
拔目
(
ぬけめ
)
のあるべきや
滝口入道
(旧字旧仮名)
/
高山樗牛
(著)
生みの子の愛に迷ひ入りたる
頑凶
(
かたくな
)
の
老婆
(
ばゞ
)
に責められて朝夕を経る胸の中、父上
御坐
(
おは
)
さば母在らばと、親を慕ひて血を絞る涙に暮るゝ時もある
体
(
てい
)
、親の心の迷はずてやは
二日物語
(新字旧仮名)
/
幸田露伴
(著)
“老婆”の意味
《名詞》
老婆(ろうば)
年を取った婦人。
(出典:Wiktionary)
“老婆(おばあさん)”の解説
おばあさん(お婆さん/お祖母さん)は、日本語において、直系尊属2親等に当たる女性(祖母)、もしくは高齢の女性を指す一般語(老婆、媼)として使用される。対義語はおじいさん、または孫、孫娘。
(出典:Wikipedia)
老
常用漢字
小4
部首:⽼
6画
婆
常用漢字
中学
部首:⼥
11画
“老婆”で始まる語句
老婆心
老婆子
老婆様
老婆樣
老婆然
老婆心切