かげり)” の例文
ただいささか、ご当惑に見えたのは、帝のおたねをやどして早や三月か四月にあることを、彼女がささやいたそれを聞かれたときのおん眉のかげりだけだった。
私本太平記:06 八荒帖 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
そはただ 単調に するどく かげりなく
詩集夏花 (新字旧仮名) / 伊東静雄(著)
雲のかげりにあともなくえてはゆけど
有明集 (旧字旧仮名) / 蒲原有明(著)
単調にして するどく かげりなく
詩集夏花 (新字旧仮名) / 伊東静雄(著)