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底翳
ふりがな文庫
“底翳”の読み方と例文
読み方
割合
そこひ
100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
そこひ
(逆引き)
夏の空は
底翳
(
そこひ
)
の眼の様にドンヨリと曇っていた。そよとの風もなく、家々の
暖簾
(
のれん
)
や日除けは、彫刻の様にじっとしていた。
恐ろしき錯誤
(新字新仮名)
/
江戸川乱歩
(著)
「
底翳
(
そこひ
)
ですね……白ぞこひつて云ふんですね。それに違ひないけれど、何とかしなけりや。」
続生活の探求
(旧字旧仮名)
/
島木健作
(著)
すでに老年の
底翳
(
そこひ
)
が眼に來、針めどは見えず、手はふるへて二十年の活計を支へて來た仕事とも別れたのだつた。おちかは社員の一人に新聞の切拔きと手紙とを示し、讀んでくれといつてたのんだ。
第一義の道
(旧字旧仮名)
/
島木健作
(著)
底翳(そこひ)の例文をもっと
(3作品)
見る
底
常用漢字
小4
部首:⼴
8画
翳
漢検1級
部首:⽻
17画
“底”で始まる語句
底
底冷
底止
底力
底意
底光
底事
底土
底意地
底深
“底翳”のふりがなが多い著者
島木健作
江戸川乱歩