“底翳”の読み方と例文
読み方割合
そこひ100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
夏の空は底翳の眼の様にドンヨリと曇っていた。そよとの風もなく、家々の暖簾や日除けは、彫刻の様にじっとしていた。
恐ろしき錯誤 (新字新仮名) / 江戸川乱歩(著)
底翳ですね……白ぞこひつて云ふんですね。それに違ひないけれど、何とかしなけりや。」
続生活の探求 (旧字旧仮名) / 島木健作(著)
すでに老年の底翳が眼に來、針めどは見えず、手はふるへて二十年の活計を支へて來た仕事とも別れたのだつた。おちかは社員の一人に新聞の切拔きと手紙とを示し、讀んでくれといつてたのんだ。
第一義の道 (旧字旧仮名) / 島木健作(著)