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翳
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か
ふりがな文庫
“
翳
(
か
)” の例文
頭上に高く
翳
(
か
)
ざしていた久田の姥の右の手が、この時にわかに脇へ垂れた。一髪の間に突き出した槍! したたか
鳩尾
(
みぞおち
)
を貫いた。
八ヶ嶽の魔神
(新字新仮名)
/
国枝史郎
(著)
円陣の空が
塞
(
ふさ
)
がった。屋根板が山のよう積み重ねられた。幾本かの手がそれを掴んだ。火の中へくべられた、パッと焔が立ち上った。数十本の手が
翳
(
か
)
ざされた。
神州纐纈城
(新字新仮名)
/
国枝史郎
(著)
それらを眼下に見おろして、大勢の部下に囲まれながら、白髪の貴人が立っている。部下達の
翳
(
か
)
ざす燈火の光で、その風采が鮮かに見える。丸龍を刺繍した支那服を纒い、王冠を頭に戴いている。
沙漠の古都
(新字新仮名)
/
国枝史郎
(著)
“翳”の解説
翳(えい)は、殹・不光ともいい、春秋戦国時代の越の君主。
(出典:Wikipedia)
翳
漢検1級
部首:⽻
17画
“翳”を含む語句
陰翳
目翳
幻翳
翳扇
振翳
差翳
雲翳
底翳
一翳
翳塞
片翳
隱翳
翳見
翳蔽
翳影
突翳
横翳
掩翳
指翳
持翳
...