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羽撃
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はばたき
ふりがな文庫
“
羽撃
(
はばたき
)” の例文
……だが、正三はやはり頭上に被さる見えないものの
羽撃
(
はばたき
)
を、すぐ身近かにきくやうなおもひがするのであつた。
壊滅の序曲
(新字旧仮名)
/
原民喜
(著)
そいつが
羽撃
(
はばたき
)
をして、ぐるりぐるりと障子に
打附
(
ぶッつ
)
かって
這
(
は
)
い廻る様子、その動くに従うて、部屋の中の
燈火
(
ともしび
)
が、
明
(
あかる
)
くなり暗くなるのも、思いなし心持のせいでありましょうか。
湯女の魂
(新字新仮名)
/
泉鏡花
(著)
羽撃
(
はばたき
)
聞えて、鷲は
颯
(
さっ
)
と大空から落ちて来た。頂高く、天近く、仰げば遥かに小さな少年の立姿は、狂うがごとく位置を転じて、腕白く垂れたお雪の手が、空ざまに少年の
頭
(
かしら
)
に縋ると見た。
黒百合
(新字新仮名)
/
泉鏡花
(著)
羽
常用漢字
小2
部首:⽻
6画
撃
常用漢字
中学
部首:⼿
15画
“羽”で始まる語句
羽
羽織
羽搏
羽二重
羽目
羽根
羽音
羽子
羽衣
羽毛