“義盛”の読み方と例文
読み方割合
よしもり100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
令旨を奉じて東国へ下る密使は新宮しんぐうの十郎義盛よしもりときまった。十郎義盛は蔵人に任ぜられ、行家と改名した。行家は四月二十八日、ひそかに京を立った。
「昔のことだ。和田義盛よしもりの一族の道玄太郎とかいう者が、山賊になって、この近くの洞穴ほらあなに住んでいたとかいう」
宮本武蔵:06 空の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
まず、この京にかくれて平家をうかがうもの、出羽前司光信でわのぜんじみつのぶの子、伊賀守光基いがのかみみつもと、出羽判官光長はんがんみつなが、出羽蔵人光茂くらんどみつしげ、出羽冠者光義かんじゃみつよし。熊野にかくれる者は故六条判官為義はんがんためよしの末子、十郎義盛よしもりです。