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纏絡
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てんらく
ふりがな文庫
“
纏絡
(
てんらく
)” の例文
「生の流転をはかなむ心持ちに
纏絡
(
てんらく
)
する煩わしい感情から脱したい、
乃至
(
ないし
)
時々それから避けて休みたい、ある土台を得たい」
享楽人
(新字新仮名)
/
和辻哲郎
(著)
家の壁は
葡萄
(
ぶどう
)
、薔薇の蔓にまとわれ、半身像を以て飾られ、
牕
(
まど
)
の
桁
(
けた
)
には瓶を並べ、
纏絡
(
てんらく
)
植物それより生え出でる。舞台の右方はこの壁にて仕切られるなり。
チチアンの死
(新字新仮名)
/
フーゴー・フォン・ホーフマンスタール
(著)
そこには人間の切なる情実の複雑な
纏絡
(
てんらく
)
があるだけに、ほとんどこれのみにて人をして厭世観を抱かしむるほどの悩みの種となるものである。しこうして私は実際に私の幸福と願いとを奪却せられた。
愛と認識との出発
(新字新仮名)
/
倉田百三
(著)
纏
漢検準1級
部首:⽷
21画
絡
常用漢字
中学
部首:⽷
12画
“纏”で始まる語句
纏
纏綿
纏頭
纏足
纏向
纏繞
纏縛
纏布
纏夤
纏持