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繙読
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はんどく
ふりがな文庫
“
繙読
(
はんどく
)” の例文
かの『国法汎論』『仏蘭西法律書』の類は『西洋事情』のごとく俗間に行なわれざるも識者の間には一時大いに
繙読
(
はんどく
)
せられたり。
近時政論考
(新字新仮名)
/
陸羯南
(著)
『太平記』の
繙読
(
はんどく
)
は
藤原藤房
(
ふじわらのふじふさ
)
の生涯について
景仰
(
けいこう
)
の念を起させたに過ぎない。わたくしはそもそもかくの如き観念をいずこから学び得たのであろうか。
西瓜
(新字新仮名)
/
永井荷風
(著)
我輩の平生人に向って語り来ったところのものはこれであるが、この頃英人カアンペンター氏の著書『愛と詩』を
繙読
(
はんどく
)
するに最もこの意味を力説している。
現代の婦人に告ぐ
(新字新仮名)
/
大隈重信
(著)
しているのか、聞けば六十余日になる今日までろくろく書類も
検
(
あらた
)
めず、ただ書庫へ入って御家譜の
繙読
(
はんどく
)
のみいたしておるそうだが、——埋蔵金の記録でも捜出そうと云うのか
入婿十万両
(新字新仮名)
/
山本周五郎
(著)
旧社分散シ
索居
(
さっきょ
)
ノ嘆ナキ
能
(
あた
)
ハズ。
忽
(
たちまち
)
書ヲ
辱
(
かたじけなく
)
シ、大集ノ
刪定
(
さんてい
)
ヲ
属
(
しょく
)
セラル。忙手
繙読
(
はんどく
)
スルニ一堂ノ上ニ相
会晤
(
かいご
)
スルガ如シ。楽
殊
(
こと
)
ニ甚シ。
乃
(
すなわち
)
一夕ニシテ業ヲ
卒
(
お
)
フ。
下谷叢話
(新字新仮名)
/
永井荷風
(著)
“繙読”の意味
《名詞》
書物を繙いて読むこと。
(出典:Wiktionary)
繙
漢検1級
部首:⽷
18画
読
常用漢字
小2
部首:⾔
14画
“繙”で始まる語句
繙
繙閲
繙訳書