“繕(なお)” の例文
伯林のカイゼル・ウィルヘルム街の薬屋へ繕(なお)しに預けて置いたまま伯林を立ってしまったおしろいの噴霧筆(エア・ブラッシュ)はどうしたろう。
豆腐買い (新字新仮名) / 岡本かの子(著)
百姓たちは、田にあって働ければ、五穀(こく)を産む手をもっておるのに、その暇をつぶして、わしの如き、無禄(むろく)の隠士の住居(すまい)を繕(なお)すに集まって来てくれておる。——勿体ないことである。
剣の四君子:02 柳生石舟斎 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
屋根も壁も、壊れた所はみな繕(なお)っていた。けれど中に住む人はなかった。
宮本武蔵:07 二天の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
「村の人たちがすっかり繕(なお)してくれました」
宮本武蔵:07 二天の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
「風呂桶を繕(なお)しにやったで」
梅里先生行状記 (新字新仮名) / 吉川英治(著)