縞上布しまじょうふ)” の例文
代地に名うての待合まちあい朝倉あさくらの戸口を開けて、つと入り来るは四十近いでつぷり太つた男、白の縞上布しまじょうふ帷子かたびらえりくつろげて、寄道よりみちしたお蔭にこの悪い道を歩かせられしため暑さも一入ひとしおなり
そめちがへ (新字旧仮名) / 森鴎外(著)