くびれ)” の例文
した逃亡かけおちして來りし處喜八が右の一件に付兩人共生ては居られぬ其原そのもとの起りは吉之助殿初瀬留が故なりとてすでくびれんとするを漸々やう/\なだすかおき何卒なにとぞ喜八が罪を
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)
直ぐ目の下には Zugerツウゲル Seeゼエ が、間にやや狭いくびれを持って北方に見えなくなっている。太陽は傾きかけて、湖水の面は、遥か向うは水銀の色に光り、近きあたりは黝ずんだ紺に見えている。
リギ山上の一夜 (新字新仮名) / 斎藤茂吉(著)