緋目高ひめだか)” の例文
庭の隅にある睡蓮の鉢に、緋目高ひめだかが二匹静かに浮いていた。鰭だけを気忙しなく動かしながら、いつまでも同じ処に浮いていた。
反抗 (新字新仮名) / 豊島与志雄(著)
「兄さんが大好きで、そっちの物置の窓から、よく足をぶら下げて屋根をのぞいた、石菖鉢せきしょうばち緋目高ひめだかね……」
卵塔場の天女 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)
庭のたらひに子供らの飼ふ緋目高ひめだか
晶子詩篇全集 (新字旧仮名) / 与謝野晶子(著)
活溌くわつぱつ緋目高ひめだか
晶子詩篇全集 (新字旧仮名) / 与謝野晶子(著)
緋目高ひめだか
晶子詩篇全集 (新字旧仮名) / 与謝野晶子(著)