緋母衣ひほろ)” の例文
顔がたまのような乳房ちぶさにくッついて、緋母衣ひほろがびっしょり、その雪のかいなにからんで、一人はにしてえんであった。玉脇の妻は霊魂れいこん行方ゆくえが分ったのであろう。
春昼後刻 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)