“綿袍”の読み方と例文
読み方割合
どてら100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
表裏の区別を全然無視せんとて、会社なり役所なりに出勤するに綿袍どてらを着て行き、夏の日に真裸まっぱだかで行くものはあるまい。
自警録 (新字新仮名) / 新渡戸稲造(著)
また家庭にありて一家団欒だんらんしている際は、寒ければ綿袍どてらを着ても用が足り、主人も気楽きらくなれば細君さいくんも衣服の節倹せっけんなりと喜ぶが、ふと客があれば急に紋付もんつきに取替える。
自警録 (新字新仮名) / 新渡戸稲造(著)