綾部あやべ)” の例文
二月十六日の『大毎』紙に、綾部あやべ大本おおもとに五六七殿というがあるそうで、五六七をミロクとませあった。
陸軍大将りくぐんたいしょうになった本間ほんまさんなんか三人扶持ぶち足軽あしがるだった。実業界ではばをきかしている綾部あやべさんがせいぜい五十石さ。溝口みぞぐち叔母おばさんのところが七十石。おまえのおかあさんの里が百石
苦心の学友 (新字新仮名) / 佐々木邦(著)
これに答えて出雲いずもとか稲荷いなりとか、最初に名乗った神が一生の守護神になることは、綾部あやべ丹波市たんばいちも同じことである。時にはどうしても神がつかず、何度も日をえらんでやりなおすこともある。
雪国の春 (新字新仮名) / 柳田国男(著)
「村田、綾部あやべなど、ふだん剣法にも、熱心な男なのに」
宮本武蔵:06 空の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)