紹由しょうゆう)” の例文
あまり物をめない紹由しょうゆうも、ちょっと毒舌を封じられたていである。敷物もわざと用いず、吉野はただ田舎炉いなかろのそばへ一同を招じて
宮本武蔵:05 風の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
「表口から出るのも億劫おっくう。それに、光悦どのや紹由しょうゆうどのが気づくと、また、なにかとあの人たちの遊興をさまたげるし、うるさくもあるからな」
宮本武蔵:05 風の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
あのまま堀川船橋の灰屋紹由しょうゆうの家の附近にうろついていて、その後の武蔵を、ひそかに尾行しているのかもしれない。
宮本武蔵:05 風の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
灰屋紹由しょうゆうやまいのよしで来られなかったが、息子の紹益しょうえきが来ていた。
宮本武蔵:08 円明の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)