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紅勘
ふりがな文庫
“紅勘”の読み方と例文
読み方
割合
べにかん
100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
べにかん
(逆引き)
町の中ほどには
紅勘
(
べにかん
)
(小間物屋)があってこれも有名でした。紅勘で思い出すが、その頃、
鉦
(
かね
)
と
三味線
(
さみせん
)
で
長唄
(
ながうた
)
を歌って流して歩いた紅勘というものがあって評判でありました。
幕末維新懐古談:12 名高かった店などの印象
(新字新仮名)
/
高村光雲
(著)
後に
紅勘
(
べにかん
)
踊りなどに転化して、芝居の所作事にまでされた街頭の名物で、頭巾を冠り、くくり袴を穿き、目かつらをつけ、三味線を弾き、胸と膝に括り付けた太鼓と
鉦
(
かね
)
を叩いて踊り歩いたものです。
銭形平次捕物控:036 八人芸の女
(新字新仮名)
/
野村胡堂
(著)
蒲団
(
ふとん
)
の不潔なるを恐れて外泊するものはまた罰金を取る約束なれば一同帰り来つてここに一夜を明し翌朝朝飯すませし頃折好く表に
紅勘
(
べにかん
)
が三味線弾いて来りしを呼上げ祝儀を奮発していろいろの芸を
桑中喜語
(新字旧仮名)
/
永井荷風
(著)
紅勘(べにかん)の例文をもっと
(4作品)
見る
紅
常用漢字
小6
部首:⽷
9画
勘
常用漢字
中学
部首:⼒
11画
“紅”で始まる語句
紅
紅葉
紅蓮
紅絹
紅玉
紅色
紅白粉
紅殻
紅梅
紅味
“紅勘”のふりがなが多い著者
淡島寒月
高村光雲
永井荷風
野村胡堂